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健康な歯と歯ぐきをまもるために…。
歯の健康に関するコラム記事を
ご紹介しています。

2023/06/23

歯周病の予防のために、
普段どのようなことを
心がけていますか?

皆さんは、歯周病の予防のためにどのようなことを普段から心がけていますか?歯磨きはもちろん、いろいろなオーラルケアアイテムを使ったり、歯科医院で定期的に検診を受けたりするなど、色々あるでしょう。でも実際のところ、どんな方法をどの程度の割合の方がしているのでしょうか。今回は、歯周病予防のために意識していることについて、アンケート調査を実施しました。

歯周病の予防に良い食べ物・飲み物は?

そもそも歯周病ってどんな病気?

歯周病は、歯垢(プラーク)に含まれる細菌によって歯ぐきが炎症を起こす病気です。初期段階では自覚症状がほとんどありませんが、進行すると歯ぐきが腫れたり、出血したり、最終的には歯が抜け落ちてしまうこともあります。

なぜ歯周病が怖いのか?

歯周病は、単に歯を失うだけでなく、様々な健康問題を引き起こす可能性があることが近年明らかになっています。

歯周病による健康問題

  • 全身への影響:歯周病菌は、血液に乗って全身に回り、心臓病、脳卒中、糖尿病などのリスクを高めると言われています。
  • 妊娠への影響:妊娠中の歯周病は、早産や低体重児出産のリスクを高めるとされています。
  • 生活の質の低下:歯周病が進行すると、食事がしにくくなったり、見た目が悪くなったり、自信を失ったりするなど、日常生活に支障をきたすことがあります。

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歯周病はどんな人に多いの?

歯周病は、誰でもなりうる病気ですが、次のような人は特に注意が必要です。

  • 喫煙者:喫煙は、歯ぐきの血行を悪くし、歯周病を悪化させます。
  • 糖尿病患者:糖尿病は、免疫力を低下させ、歯周病を悪化させる可能性があります。
  • ストレスを抱えている人:ストレスは免疫力を低下させ、歯周病を悪化させる可能性があります。
  • 高齢者:加齢に伴い、歯ぐきの抵抗力が弱くなるため、歯周病になりやすくなります。

歯周病予防は、いつから始めるべき?

歯周病は、若い頃から予防することが大切です。厚生労働省の調査によると、30代以上の約3割が歯周病に罹患していると言われています。
歯周病の予防は、早ければ早いほど効果的です。
永久歯が生え揃った頃から、正しいブラッシングを習慣にすることが重要です。

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歯周病予防は、食後の歯磨き以外にも、
いろいろな方法があります。

歯周病の予防のために、普段どのようなことを心がけていますか?

■ 調査地域:全国
■ 調査対象:【性別】男女【年齢】15歳以上
■ 調査日:2023年4月3日
■ 有効回答数:100サンプル


まず全体で見てみます。「食後の歯磨きをする」が一番多い結果となりました。食後は食べかすが多く残っている時間帯ですので、口の中の細菌によってプラーク、歯石へと変化させないように、また口臭を予防する面からも、歯磨きをするタイミングとして食後はいいと思います。「食事の後には歯磨き」と習慣にすることも歯周病の予防につながります。

次に多かったのが「歯ブラシ・歯磨き粉にこだわる」という方でした。オーラルケアアイテムの売場には、数多くの商品が販売されています。幅広い年代で効率よく歯が磨ける電動歯ブラシや、ヘッドがコンパクトで奥歯の側面まで入りやすい歯ブラシ、矯正治療中の方が矯正器具の周囲の清掃などに使う毛束の小さいワンタフトブラシ、歯と歯の間を掃除する歯間ブラシなど様々あります。ブラシの毛の硬さもかため、ふつう、やわらかめなど、種類も豊富に揃っています。皆さんのそれぞれの口の状況に合わせて歯ブラシを使い分けることは、歯周病予防にとても重要なことです。

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また、歯磨き粉も歯周病予防をうたったものが数多く販売されています。自分に必要な歯磨き粉を意識して使いましょう。

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3つ目に多い「歯科医院での定期検診」も、歯周病予防に効果的です。歯科医師・歯科衛生士など、専門家に口の中全体をチェックしてもらい、レントゲン撮影で歯と周囲の骨の状況を確認してもらいましょう。あわせて、磨き残しや歯石などを除去してもらうことも大切です。虫歯や歯周病になってから歯科医院に行くと、痛い思いをしたり、何度も通院したり、というイヤなことばかりですが、定期メンテナンスを受けていれば、歯のクリーニングを受けて口の中は気持ちよくなりますし、通院も1−2回程度で終わります。歯周病は、なってから治療するのではなく、予防することの方が、コストパフォーマンスがとてもいいのです。

歯肉マッサージは、人差し指の腹の部分で歯肉全体をやさしく円を描くようにマッサージしていく方法です。手足のマッサージと同じで、歯肉の血流を良くする効果があります。お風呂上がりは血流が良くなっているので、マッサージがより効果的です。ぜひ試してみてください。

一方、食事の時間を決めることや、歯にいい食べ物を摂るというのは少ない結果となりました。忙しい現代人は不規則な食生活になりがちです。歯周病対策における課題なのかもしれません。

歯科医院での定期検診を
受けてみませんか?

次に、男女別で見てみます。

男性

歯周病の予防のために、普段どのようなことを心がけていますか?

女性

歯周病の予防のために、普段どのようなことを心がけていますか?

男女別でも、全体とほぼ同様の傾向が見られます。ただ、男性と比べて、女性では歯ブラシ・歯磨き粉にこだわる方、歯科医院で定期検診を受ける方の割合も多くみられます。

「その他」と回答された方はいませんが、「特になし」という方もある一定の割合でいるようです。もし皆さんのご家族、知人にこの「特になし」にあてはまる方がいたら、ぜひ食後の歯磨きや定期検診からすすめてみてくださいね。

歯周病を予防するための生活習慣

歯周病を予防するためには、毎日の歯磨きだけでなく、生活習慣を見直すことも大切です。

  • バランスの取れた食事:ビタミンC、ビタミンEなど、歯周病予防に効果的な栄養素を摂取しましょう。
  • 禁煙:喫煙は歯周病を悪化させる原因となります。
  • ストレス解消:ストレスは免疫力を低下させ、歯周病を悪化させる可能性があります。
  • 睡眠不足の解消:睡眠不足は免疫力を低下させ、歯周病を悪化させる可能性があります。

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