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健康な歯と歯ぐきをまもるために…。
歯の健康に関するコラム記事を
ご紹介しています。

2023/01/20

痛くないのに歯ぐきが腫れる・出血する…
このまま様子を見て大丈夫?

歯を磨いて口をゆすいだときに血が混じっていた、なんとなく歯ぐきが腫れているかも?と気になった経験はありませんか?特に痛みもないし、放っておけばいいかな……と思ったら大間違い!じつは、少しの違和感が、お口のトラブルにつながる可能性があるのです。

痛くないのに歯ぐきが腫れる・出血する…このまま様子を見て大丈夫?

「痛みがない=安心」は間違い!

以前、歯医者に行く頻度をアンケート調査した際、約6割の人が歯医者へ定期的には通っておらず、「痛みや異常を感じたら行く」ということがわかりました。
▶定期検診はなぜ必要?自覚症状がなくても歯医者に行くべき理由とは

歯ぐきが腫れたり出血が見られたりしても、痛みがなければそのまま放置してしまう人が多いようです。

でも、それは大変危険なこと。なぜならば、お口のトラブルのなかでも、数多くの人が悩んでいる歯周病は、痛みを感じないまま進行していくからです!

歯周病は、歯と歯ぐきの間の歯肉溝(しにくこう)に歯垢がたまり、増殖した細菌によって炎症が起こることが原因です。症状がひどくなると、歯を支えている骨が溶けてしまうことも。ただ、歯周病が進行していく過程で、痛みはほぼありません。そのため、サイレントディジーズ(Silent Disease:静かなる病気)と呼ばれることもあります。

そして、明らかな痛みを感じる頃には、すでに深刻な状況に陥っている可能性が……。わずかな違和感や異変が生じたら、たとえ痛みがなくてもすぐに歯科医院に行くことが大切なのです。

もしかして歯周病のサイン?
気をつけたいお口のトラブル

では、具体的にどのような違和感が生じたら黄色信号なのでしょうか。 大きく分けて、次のふたつが挙げられます。

① 歯や歯ぐきからの出血

・ 歯磨きをしたときや、フロスをした後に歯ぐきから血が出る
・ 硬いものを食べると、歯ぐきから出血する

→ 歯を磨いた際に血が出るのは、ブラッシングの力が強すぎることが原因の場合もあります。ですが、歯ぐきからの出血は、歯周病が原因であるケースが多いので、注意が必要です。歯周病によって歯ぐきが炎症を起こしていると、ささいな刺激でも出血してしまうのです。

② 歯ぐきの腫れ

・ 歯ぐきがぶよぶよする、柔らかい
・ 歯ぐきの色が赤黒い

→ 歯ぐきがぶよぶよと柔らかいのは、腫れている証拠です。じつは歯ぐきの腫れも、歯周病の重大なサイン。健康な歯ぐきは綺麗なピンク色で、きゅっと引き締まっています。しかし、触るとぶよぶよしている、柔らかい、赤黒い色をしている場合は、歯肉溝内の細菌が増殖し炎症が起こっているということなのです。

「いつもと違うな」と感じたら
セルフケア&早めに歯科医院へ

歯周病は痛みもなく静かに進行する病気であるため、いかにはやく異変に気づけるかがカギとなります。もしも、歯ぐきから出血が見られたり、歯ぐきの腫れを感じたりしたら、速やかに歯科医院で診てもらいましょう。

すぐには行けない場合は、セルフケアで対策をすることが先決。もっとも大切なのは、ブラッシングの徹底です。

血が出るから不安になって、恐る恐る歯磨きをしている人もいるかもしれませんが、出血しているときこそ丁寧にブラッシングをしましょう。出血や腫れの原因となる歯垢や菌を取り除くためです。

ただし、力任せに磨くのは絶対にNG。歯ぐきを傷つけてしまう場合があります。やさしい力で構わないので、歯と歯ぐきの間の歯垢を落とすイメージでブラッシングしましょう。歯周病予防や改善を目的とした歯周病薬をうまく活用することもおすすめです。

また、定期的に歯や歯ぐきをチェックすることも重要。歯周病の初期段階は痛みがないので、普通に生活していると異変に気づきにくいかもしれません。特に、一目でわかる出血と違い、歯ぐきの腫れや柔らかさは見逃してしまいがち。歯磨きのとき、鏡で歯や歯ぐきをチェックしたり、触って状態を確かめたりする習慣をつけるとよいでしょう。

歯周病がどんどん進行してしまい、痛みを感じた頃には取り返しのつかないことになっていた……という事態を避けるために。「お口のトラブルは痛みがないことがほとんど」と意識して、普段からオーラルケアを怠らないようにしましょう!