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健康な歯と歯ぐきをまもるために…。
歯の健康に関するコラム記事を
ご紹介しています。

2022/12/21

定期検診はなぜ必要?
自覚症状がなくても
歯医者に行くべき理由とは

歯と歯ぐきの健康を保つためには、定期的に歯医者に行ってお口の中のチェックをしてもらうことが大切。わかってはいるけれど、特に気になるところがなければ、足が遠のきがちなのも事実ですよね。そこで、歯医者に通う頻度についてアンケート調査を実施しました。

定期検診はなぜ必要?自覚症状がなくても歯医者に行くべき理由とは

「半年に1回以上歯医者に通う人」
は39%

まずは、15歳以上の男女に向けて「あなたは歯医者にどれくらいの頻度で通っていますか?」と尋ねました。その結果がこちらです。

定期検診はなぜ必要?自覚症状がなくても歯医者に行くべき理由とは

■ 調査地域:全国
■ 調査対象:【性別】男女【年齢】15歳以上
■ 調査日:2022年11月21日
■ 有効回答数:100サンプル


もっとも多かったのは、「痛みを感じたら行く」という人。39%と、全体の4割近い結果になりました。次いで多かったのは、「半年に1回」で20%。「3か月に1回」と「前回行った日を覚えていない」がいずれも18%でした。
その他の回答としては、「1か月に1回」「必要なときに行く」「異常があれば」、そして「行ったことがない」という人も。 トータルで見ると、半年に1回以上歯医者に通っているという人は、全体の39%という結果になりました。

自覚症状がなくても
歯科医院に行くべき?

今回のアンケート結果を見ると、約6割の人が歯医者に定期的には通っておらず、「痛みや異常を感じたら行く(そのため、前回いつ行ったかを覚えていない)」という認識のようです。一見するとこれで問題ないようですが、じつはそうではありません。たとえ自覚症状がなかったとしても、歯医者には定期的に行くべきです。

その理由は、「早期発見・早期治療ができる」から。
年に一回健康診断を受けている人は多いと思います。健康診断の目的は、体に悪いところがないかをチェックし、もし見つかった場合は早めに治療することですよね。歯や歯ぐきも同じです。早く異変を見つけることで、虫歯であれば削らなくても済みますし、歯周病の症状が見られたとしても、軽度の状態で食い止め、改善できるのです。

痛みや異常を感じてからでは、治療に時間がかかったり、最悪の場合、歯を抜かなくてはいけない事態に陥ったりすることもあるので、ぜひ定期健診で口腔内をチェックしてもらうことをおすすめします。治療のために歯医者に通う回数も減るため、時間もお金も節約できると言えるでしょう。

毎日のセルフケア&
3か月に一度のクリーニングがおすすめ

お口のトラブルの代表である歯周病の大きな原因は、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間の溝に蓄積した歯垢(プラーク)です。そのまま放置すると、口の中で細菌がどんどん繁殖して、歯ぐきに炎症を起こすなどのトラブルにつながってしまうことに。

歯垢を溜めないために、何より実践してほしいのは、毎日のセルフケアです。歯ブラシで丁寧にブラッシングすることはもちろん、フロスやマウスウォッシュをプラスして、歯ブラシが届きにくい場所の歯垢を除去することを意識しましょう。

しかし、どんなに日々のセルフケアに力を入れていたとしても、取り切れない歯垢があります。ブラッシングには、どうしてもその人の磨き方の癖が出ますので、磨き残しが起こりやすい歯の位置、磨くのが苦手な場所が現れてくるのです。そんな磨き方の癖を指摘し、正しいブラッシング方法を指導してもらえるのも定期健診のメリットです。

できれば3か月に一度、長くても半年に一度は歯科医院でクリーニングをしてもらいましょう。定期的に自分のお口の中をチェックすることで、いつまでも健康な歯と歯ぐきを維持できますよ。